下車雑事記

MADの解説とか運用解析とか

東西線の迷運用について

※彩りがないのはスマホから打ってるからです。ごめんなさい、

 

 

まぁ迷運用ったって定期列車で平日は毎日運行されているんですけれども。

 

今回紹介するのは17S(1)



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やはり17S(1)運用の見所は1日1本だけ運行される「九段下行き」。定期列車の運用ではレア度はNo.1です。

 

とりあえず営業列車だけでこの運用を見てみると、

 

 中 野 0522→西船橋 0614┐

┌中 野 0709←西船橋 0617┘

└中 野 0712→妙 典 0759┐

┌九段下 0844←妙 典 0808┘

└中 野 0903→東陽町 0938→入庫

 

1つの運用で一気に「妙典行き」「九段下行き」「東陽町行き」といった朝深夜のみ運転されるレア行先を見ることができます。

 

東陽町行き」は東陽町駅の南側に位置する深川車両基地への入庫するときの運用、

「妙典行き」は妙典から西側の輸送力強化のために設定されていますが、

 

では「九段下行き」とは…?

 

九段下行き列車/B817S

───中野まで行かなくともそこそこ大きい飯田橋とか高田馬場まで行ってくれてもいいじゃないか。───幕にも収録されてるんだし。───

 

実はこの列車、上の運用表を見ればわかるとおり、九段下着後は中野まで回送列車として運転され、中野始発東陽町行きとして運行されます。

 

───じゃあ中野まで営業扱いで運転しろよ(威圧)

 

マジでそれ。(飯田橋利用民並感)

 

以前、九段下に到着した九段下行きの電車は飯田橋方にある留置線(旧飯田橋電車区)へと引き上げ、そのあと九段下始発西船橋方面行きとして運転されていました。

 

しかし、妙典─九段下(大手町)間の輸送力増強、そしてその折り返しの迅速化のため、留置線の手前にもう一本渡り線を設置する工事が始まりました。

 

留置線への入線ができないため、今の中野行き回送は一時的な措置というわけです。

 

中野まで運行しない理由としては、今現在中野行きにしても、工事が終わり次第九段下行きとして運行するため、ダイヤ改正での乗客の混乱を防いでいるのではないかという説が濃厚です。

 

 

そのほか

17S(1)が迷運用といわれている(勝手に言ってるだけ)のは九段下行きがあるからというだけではありません。

 

回送列車も含めた運用表を見てみましょう。

 

中野停泊

回中 野 0457→高田馬場 0503

回中 野 0515←高田馬場 0509

└中 野 0522→西船橋 0614─┐

┌中 野 0709←西船橋 0617─┘

└中 野 0712→妙 典 0759─┐

┌九段下 0844←妙 典 0808─┘

└─────────────┐

回中 野 0859←九段下 0845─┘

└中 野 0903→東陽町 0938→入庫

 

太字が回送列車です

 

中野停泊なんだから中野にそのままいればいいだろうに、なぜかこの運用、一度高田馬場まで回送され、東陽町からの回送列車を一本待ってから再び中野まで戻っていくんです。

 

───ナゼ????????????

 

A,分かりません。

 

わかりません。

 

ただ、17S(1)の特徴のもう一つは、

定期列車で唯一高田馬場の渡り線を使用する列車

であることです。

 

錆取り列車の可能性も考えましたが葛西や茅場町の渡り線を使用する列車がないのを考えるとその線はなさそう…です

(詳細分かる方いらっしゃいましたら教えてください)

 

 

 

以上です

余談ですが、17S(1)にはどの列車が就くか、前日に確認することができる希少な運用でもあります。

 

17S(1)の前日運用(2021年度ダイヤ)

平日79S(2)

休日35S

 

目当ての車両の九段下幕を撮りたい時は、前日運用を確認してみましょう。

 

それでは。